団体信用生命保険と民間の保険ではどちらが有利なのでしょうか?
民間住宅ローンの場合には、団体信用生命保険は強制加入で、しかも保険料がローン金利に含まれていますので選択する余地はありません。
これに対して、住宅金融支援機構やフラット35では、団体信用生命保険は任意になっていますので民間の生命保険を選択することも可能です。
しかしながら、 団信の方が民間の保険よりも主に次のような点で有利とされています。
■加入の手続きが簡単
民間の生命保険会社の場合は、高額の保険に入る場合には、告知だけでなく医師の審査や健康診断の結果提出などの医務審査が必要になります。
これに対して、団信では「団体信用保険加入申込書兼告知書」へ記入して提出するだけで保険に入ることができますので、加入手続きが簡単です。
■保険料が毎年ローン残高の減少に合わせて減っていく
一般の生命保険では、保険金額が徐々に減少していく逓減定期はあるものの、その逓減額の設定は自由にできないので、ケースによっては保障が過剰になることがあります。
これに対して、機構の団信の場合には、毎年、契約月の応答日のローン残高に対して保険料がかかりますので、保険料や保証に無駄がありません。
さらに、毎年ローン残高に合わせて保険料も減りますのでコストも低くなります。
■保険料の設定が安い
機構団信の借入期間35年の1年目の保険料は、平成19年3月時点では借入額1,000万円あたり28,100円です。 |