保険金額の設定は時価か再調達価格か?
保険金額を設定する際には、再調達価格なのか時価なのかがとても重要です。
再調達価格というのは同等のものを新たに購入・建築するのに必要な金額のことをいいますが、時価というのはその再調達価格から使用による消耗分を差し引いたものだからです。
よって、時価によると、年数が経過している建物の場合には価値が下がりますので、修理費や新たに同等のものを建築・購入するための費用が補償されなかったりすることもありますので注意が必要です。
火災保険の内容の検討
マイホームをとりまく災害というのは火災だけではありません。水害や盗難、水濡れなど様々です。保険の種類によって補償される範囲も異なりますので、自分の住宅がどのような災害に遭いそうかということを考慮しながら、どのような補償が必要なのかを検討することが重要です。
家財に保険をつけるかどうか?
一般的に家財は大人1人につき500万円程度かかるといわれています。建物のみの契約ですと、家財一式は補償されていませんので、家族構成に合わせて、万が一の場合に備えたプランが必要になります。
なお、絵画や骨董品、1個につき30万円を超えるものについては別途明記が必要で、通貨や証書は不担保です。
地震保険をつけるかどうか?
地震が原因の火災の場合には、火災保険から保険金は支払われません。地震火災費用保険金は支払われますが、これは300万円が限度だからです。
なので、地震による火災に備えるためには別途地震保険に加入する必要があります。 |