ろうきん（労働金庫）というのは、労働組合や生協によってつくられた、働く人のための営利を目的としない福祉金融機関です。

ろうきんを利用する方法としては次のようなものがあります。

■個人会員になって利用する。
■職場に労働組合のない人、あっても組合に加入していない人が「レインボー倶楽部」に加入して利用する。
■ろうきんに加入している労働組合などの組合員が、団体組合員として利用する。

たとえば、中央労働金庫の住宅ローンですと、融資額は1億円までの大型融資が可能で返済期間は最長35年になっています。

また、金利のタイプは次の4種類があります。

■変動金利型

■固定金利選択型
…3年間・5年間・10年間・20年間は固定金利にできます。

■上限金利設定型（ルーフテン）
…10年間は金利が上昇しても、あらかじめ設定してある上限金利以上には上がらない上限金利設定型。

■全期間固定金利型
…最長35年固定です。

なお、ろうきんの住宅ローンには金利優遇制度があり、固定金利選択型・変動金利の場合は、当初期間優遇型で最大1.5％、全期間優遇型で最大1.0％まで、上限金利設定型（10年）や全期間固定金利型の場合は最大0.25％まで優遇されます（平成19年5月1日現在）。

※金利タイプの切り替えは、一定の条件の下にできますが、手数料がかかる場合があります。

ろうきんの住宅ローンでは、団体信用生命保険、3大疾病特約・障害特約付のいずれかを選択します。

また、保証人については、日本労働者信用保証協会などの保証が利用可能で、保証料率は0.12〜0.30％と低く設定されています。

繰上返済については、一部繰上返済手数料が無料になりますが、全額繰上返済については手数料が必要になる場合があります。

ろうきんの住宅ローンでは、働く女性の住宅取得を応援する「レディースパック」を取り扱っていますが、この「レディースパック」を利用すると、「出産･育児・介護休業中の元金据置制度」などの特典がつきます。

詳細については、お近くのろうきんに問い合わせてみてください。